BOOK / ROOM
COYAMAの店名に「BOOK」や「CAFE」、「GALLERY」をつけなかったのは
その人それぞれにお店を勝手にイメージをもってらいたかったからです。その人にとって一番都合の良い覚え方ですね。
カテゴリーをつけた方がすぐに認知されやすいのでしょうが、
限定してしまうとある分野のお客さんの「行ってみたい」の選択肢から除外されてしまうという不安がありました。
それに、今後自分がやりたい事をやる際に踏みとどまるという無駄を生む可能があったからです。
お店をオープンするにあたっては極力わかりやすく始めた方がいいだろうと考え、最初はブックカフェ、次にギャラリー、平日はデザインやってます、という切り離した状態の説明にしました。
こうしておいたことで、これから「ROOM」を追加できました。
「本屋で自由に作業する」って本が買える図書館みたいですね。
オープン時に最後までつけようか迷ったコピーは「ヒントライブラリー」だったこともあり
ライブラリーが合っているかも、とも考えたのですが
今回はBOOKが既存で展開していて、作業だけの人もいれば本目的だけの人もいるので
「水曜日はBOOKとROOM」としました。
そして、その次は「DESIGN」や「EVENT」を追加したいと考えています。こちらはまだぼんやり。
追加というと新たに始めるように聞こえますが、最初に生業として始めたのはデザインですから、軸は変わりません。
「デザイン目線でヒントが見つかる場所」として、少しでもお金が動く仕組みを作ろうと考えた結果です。
「お金が動く」という書き方を迷いましたが、やっぱりお金がないと次に楽しんでもらうための準備ができない(&私が生きていけない)ですからね。
あれもやりたいこれもやりたいを土日にギュッとすると無理が出てくるので頭を悩ましていたのですが、「(できる範囲で)平日を使えばいいじゃないか」という単純なことに気づかなかったんですね。
本屋で平日の仕事できたら捗るだろうなあやってみたいなあとは思っていましたが
平日なんておもてなしどころじゃないし、そもそも需要あるのか?ないよなー、程度でしたし
あっちこっち、何がしたいの?と感じられてしまうのが一番怖い。
でも、「意外とみなさん自由にやってくれる」と気づいてからはもう逆に、できそうなのに、やってみもしないで、何で一個に絞らなきゃいけないの?というオラつきモードに変わりました。
また、「平日にこの空間を使っていないなんて、もったいない」
と言っていただける事が多かったことも後押しの一つになりました。
全部わたしの生活・仕事・趣味として動いている事をつなげただけなので、
個人としては広がれば広がる程まとまっていきます。
それをCOYAMAとして、ひとかたまりのイメージで伝えられるようカバーしてくれるのがデザインだと考えています。
それでうまくいかなかったら、また変えていけばいいかな、という感じです。
COYAMA行ったらなんかまたやってんだろー、と思ってもらえるように更新し続けたいです。
おわり